神様について熱心に勉強する人がいます。
もちろん神様について勉強するのは悪くありません。
創造主とは何か。
神様と人間の関係。
キリスト教、イスラム教、仏教。
水の神様、火の神様、土の神様。
学問の神様、縁結びの神様、商売繁盛の神様。
神様の名前を覚えたり、役割や成り立ちを学んだりするでしょう。
神様について理解すれば、賛美の心が生まれ、隣人を愛することの大切さを学べるでしょう。
生きる喜びや感謝の気持ちが身につきます。
命の価値を再認識できたり、正しい生き方に気づいたりすることもあるでしょう。
神様に対する親近感も湧くに違いありません。
神様の存在を肌で感じようと、神社仏閣を巡る旅に出る人もいるかもしれません。
もちろん神様について勉強するのもいいですが、もっと熱心に勉強してほしいことがあります。
自分なのです。
神様の勉強をする前に、まず自分の勉強をしましょう。
自分の勉強は、人生に直結する問題だからです。
自分の好きなことや嫌いなこと、自分の性質や性格、自分が望む生き方。
自分はどんな人間なのか、きちんと把握しておくことです。
自分について知らなければ、人生で苦労します。
自分を知っておかないと、重要な局面のとき、自分の特徴を無視した選び方になり、判断や選択を誤ってしまいます。
自分をわかっていないと、自己紹介ができません。
就職活動の自己PRも書けません。
仕事の選び方も間違えるでしょう。
仕事の効率化も、自分のことを理解してこそ実現できます。
もっと自分について勉強をしましょう。
長所や短所、好みや苦手、得意分野や苦手分野。
どんな体格で、どんな特徴があるのか。
どんな性格で、どんな人と相性がいいのか。
どんなときに調子がよくなって、どんなときに調子が悪くなるのか。
すでに自分を十分知っているつもりでも、実はまだ気づいていない一面もあるかもしれません。
持ち前の人柄を十分理解して、生き方に生かすことです。
自分のことを知らなくて困ることはあっても、知りすぎて困ることはありません。
自分の特徴を把握できていれば、計画や予定の立て方も上手になります。
自分について知ることは、人生を賢く生きる知恵に直結します。
自分のことをしっかり理解できれば、生き方にも自信が持てるでしょう。
神様の勉強も大切ですが、自分の勉強はもっと大切なのです。