自分の長所を100個リストアップしてください。
ノートを取り出し、時間を作って、本気でリストアップに取りかかりましょう。
「100個もあるわけがない」と思うかもしれませんが、取り組む前から諦めるのは悪い癖です。
長所と聞いて、大きなことだけ考えていませんか。
もちろん大きな長所があればいいですが、小さな長所にも目を向けてください。
長所は長所です。
小さな長所にもカウントすれば、たくさんリストアップができるはずです。
「これくらい誰でもできる」と思うことであっても、自分にとって長所になることなら、リストアップしてOKです。
100個のリストアップに手間暇はかかりますが、自己肯定感を高めるためには効果的な方法です。
普通のことでも、長所になります。
健康に問題がなければ「健康」という長所になります。
記憶力が悪くないなら「普通の記憶力」という長所になります。
体のスタイルが普通なら「標準的な体格」という長所になります。
「そんなことでいいのか」と思いますが、そんなことでいいのです。
長所は長所です。
米粒ほど小さな長所でいいので、どんどん書き出していきましょう。
たとえ短所に思えることであっても、発想の転換によって見方を変えれば、長所になります。
団体行動が苦手なら「個人行動が得意」という長所になります。
せっかちなら「スピードがある」という長所になります。
のろのろした性格なら「自分のペースで生きている」という長所になります。
くせ毛で悩んでいるなら「個性的な髪の毛」という長所になります。
常識が身についていないなら「常識にとらわれない」という長所になります。
発想を転換できれば、短所の数だけ長所になります。
「頭の体操」と思って取り組めば、リストアップの作業が楽しくなります。
1日かかってもいいので「自分への挑戦」と思って、何とかやり遂げてください。
コツをつかめば、100個の長所を挙げるのは、難しいようで簡単です。
100個の目標は、意外とあっさりクリアできるでしょう。
100のリストアップが完成したら、あらためて眺めてみましょう。
ずらりと並んだ長所は、壮大な眺めに違いありません。
「すごいな。自分には、こんなにたくさん素晴らしいところがあるのか!」と気づけるでしょう。
100個も長所を挙げれば、もはや自分に価値を感じないほうが難しくなります。
自分は価値のある人間だと気づき、だんだん自信が出てくるでしょう。
余裕があれば、101個以上挙げてもかまいません。
長所の数を挙げすぎても副作用はゼロ。
長所の数がたくさんあればあるほど、自己肯定感の向上にもつながります。
完成したリストは、拡大コピーして部屋の壁に貼り付けます。
デスクマットの下に入れておくのもグッドアイデアです。
目立つ場所なら、嫌でも見ることになるので、自己肯定感も高まっていくのです。