仕事ができる人といえば「やることリストの作成」です。
しなければいけない仕事をリストアップして、優先順位をつける作業です。
これは比較的、誰でもしている仕事術です。
誰かに教わらなくても、日々の生活習慣から自然に身についている人も少なくありません。
仕事でやらなければいけないことを、メモ用紙にリストアップします。
目立ちやすいように、机にはったり、カレンダーに書き込んだりします。
職場で人の目につくようなところでやっても、抵抗はありません。
しなければいけないことが目に見えていると、具体的に行動しやすくなります。
そのうえ、周りの人たちからは「仕事を頑張っているな」と評価を受けることでしょう。
しかし、です。
仕事ができる人は「やることリスト」のほかに、もう1つ大切なリストを作っています。
それは、誰かに見られてはまずいリストなので、あなたの知らないところでこそこそと書いています。
「やらないことリスト」です。
仕事ができる人は、見えないところでそういうリストを必ず作っています。
やってはいけないことをリストアップして「しないように気をつけよう」と心がけています。
やらないことのリストアップは、やることのリストアップより大切です。
無駄を省くための大切なことだからです。
例として挙げると、以下のようなメモです。
このように、やらないことをあえて書き出しておきます。
「やらないこと」というくらいですから、過激な内容が含まれている言葉もあります。
あまり人に見られたくはありません。
できれば誰にも見られないようなところにメモしておくのがコツです。
手帳や自分の部屋など、プライベートを確保できるところに張っておきます。
意識的に毎日目にすることで「やらないぞ!」という意識を高めます。
「やることリスト」だけでなく「やらないことリスト」まで作成してこそ、一流のビジネスマンなのです。