商談・プレゼン・重要会議など、腹ごしらえが大切に思われます。
おなかがぺこぺこの状態では十分なパフォーマンスを発揮できません。
車のガソリン満タンのように、しっかり食事をして腹を満たしておけば、最高のパフォーマンスを発揮できるように思われます。
重要な仕事の直前には、本番に向けてしっかり食事をする人が多いのではないでしょうか。
しかし、現実は違います。
しっかり昼食をした後、眠気がどっと襲ってきて困った経験はないでしょうか。
満腹になると、急激に上がった血糖値を下げるため、膵臓からインスリンが大量に分泌されます。
血糖値が急激に下がってしまい、一時的に低血糖状態となります。
また、食べたものを消化するため、胃腸の血流量がアップしますが、一方で脳の血流量は低下します。
こうしたことから、食後は頭がぼうっとしたり眠気が襲ってきたりなど、脳のパフォーマンスに悪影響を及ぼすのです。
勝負に備えてしっかり食事をしたことが、かえってマイナスの影響になってしまうのです。
そのため、重要な仕事の直前は満腹より少し空腹がベストです。
重要な仕事の直前は、あえて空腹を心がけるのが賢明です。
ただし、あまり空腹でおなかがぺこぺこという状態もよくありません。
会議中やプレゼン中に、おなかが鳴って気まずい雰囲気になることもあるでしょう。
どうしても空腹に耐えられないなら、ちょっとお菓子をつまんだり軽食で済ませたりするのがベターです。
目安は、100~300キロカロリーです。
おなかが重くならない程度の軽食であれば、内臓への負担も軽くなるため、眠気による悪影響を抑えられます。
勝負所の前は、しっかり食事をして満腹になるのがよさそうに思えますが、実際は少し空腹のほうが好ましい。
重要な仕事の直前は、満腹より、少し空腹がベストです。
軽い空腹感は、仕事を成功に導く鍵です。