仕事の場では、上司や同僚と飲みに行くことがあります。
人間関係のために、たまにならいいでしょう。
頻繁に参加するのは無駄が多いというのは、今さらいうまでもありません。
しかし「断りにくい誘い」があります。
「断ってはいけない誘い」と言ってもいいでしょう。
たとえば「歓迎会」や「送別会」です。
歓迎会は、新しくやってくる新人を歓迎するためです。
送別会は、これまでお世話になった上司に感謝を込めて送るための会です。
「行きたくはありません」とも言えません。
むしろ、断ってはいけないと言ってもいいでしょう。
歓迎会や送別会には、できるだけ参加しましょう。
しかし、1つ、約束があります。
参加するのは、1次会のみにしましょう。
2次会からは「用事があるから」と適当な理由をつけて、そそくさと帰宅します。
2次会からは、不確定な要素が大きいからです。
1次会までは会社の付き合いが多いので、場所・費用・参加メンバーなど予想できます。
しかし、2次会からは、たいてい付き合いを超えて脱線します。
予想以上に夜遅くまで続き、終電を越えることもあるでしょう。
思ったより費用が大きければ、予想外の出費に生活が苦しくなります。
知らない人が急に参加したり、どれだけお酒が入ったりするのかも、はっきりしません。
そのため、2次会からはできるだけ不参加にします。
「歓迎会」や「送別会」は、1次会に出席した時点で十分に意味を果たせています。
仕事ができる人は、1次会が終わればこっそり帰ります。
これは、できる人がこっそり実践している秘密の仕事術なのです。