「やる気を出して仕事をしよう」
これまでの仕事術では「いかにやる気を出すか」に焦点が当てられていました。
「どうすればやる気が出るのか」「やる気を出す方法」など、やる気は出せば出すほどいいという考え方が一般的です。
たしかにやる気は大切です。
やる気を出すことで、仕事の質がよくなり、スピードも出て、結果が出やすくなります。
しかし、やる気ばかりを出していては都合の悪い時間があります。
休憩時間です。
真面目な人ほど、休憩が下手です。
休憩も仕事の一部なら、休憩の時間には、むしろやる気を出してはいけません。
いつもやる気に満ちて、仕事のことばかり考えていると、ゆっくり休憩すらできません。
休憩時間は、仕事のことは忘れてしまうのが一番です。
仕事をするときには、やる気を出して仕事をしますが、休憩時間には仕事のことは忘れてリラックスします。
やる気になってばかりではいけません。
あえて、やる気をなくす時間を作ることが大切です。
やる気のない時間を作る人が、本当に仕事のできる人です。
肩の力が抜けて、ほどよくリラックスができるのです。