仕事で重要なのは、タイミングです。
差をつけるのは、仕事の中身ばかりだと思われがちですが、仕事をする「タイミング」も欠かせない要素です。
タイミングによって、仕事の印象・難易度・進み具合に大きな違いが出ます。
絶好のタイミングを見計らって、一気に仕事を進める工夫をしましょう。
たとえば、よいタイミングの代表と言えば「午前中」です。
メール処理や電話という仕事は、朝礼を除く午前中に行うと、速く終わります。
社会経験している私は、午前中の効果を強く実感しています。
仕事が始まったばかりは、仕事モード一色なので、メールを出しても返信が速く、電話をしても、返事が速くて内容もよいものです。
悪いタイミングとは、たとえばお昼休みのときです。
よほど緊急の用事でないかぎり、お昼休みに電話をするのはタブーです。
昼食のために席を外して連絡が取れない場合が多く、メールや電話の反応も遅くなります。
忘れていけないのは、相手は休憩中であるということです。
お昼休み中なので、雑談を楽しんでいる時間かもしれませんし、仮眠を取っているかもしれません。
あなたが寝ているときに誰かに叩き起こされれば、どう感じますか。
叩き起こした人に、悪い印象を持ってしまいますよね。
睡眠は、3大欲の1つで生存に関わる欲求ですから、邪魔する人は敵だと本能的に感じます。
お昼休み中、仮眠を取っているときに仕事の電話をしても、休憩中の相手を叩き起こしてしまうため、印象が悪くなります。
仕事だとわかっていても、やる気が起きません。
ゆえに、電話でお願いする内容も通りづらくなります。
単純な人間心理です。
ささいなタイミングによって、仕事の印象・難易度・進み具合が変わります。
仕事のできる人は、1日の仕事を午前中にまとめてやってしまいます。
もちろん1日の仕事を午前にすべてというのは難しいですが、できるだけ午前に終わらせられるような勢いで片付けます。
午前中は、ゴールデンタイムです。
そのほか、相手の機嫌がいいときもよいタイミングの1つです。
相手の邪魔にならないタイミング、相手の気分がいいタイミングを見計らって、仕事を進めていきましょう。