自己肯定感を高めるためにおすすめなのが「達成日記」です。
聞き慣れない言葉かもしれませんが、本気で自己肯定感を高めたいなら、取り組む価値があります。
普通に1日の出来事を書き記す日記とは違って、達成日記は、達成できたことを書くだけです。
できなかったことや失敗したことは書きません。
できたことや成功したことだけを書くようにします。
書き方は、文章形式・リスト形式のどちらでもかまいません。
ビジネスでもプライベートでも、達成できたことなら、ジャンルに関係なく何でも自由です。
「仕事の契約を取れた」
「一仕事を達成できた」
「好きな人に話しかけることができた」
「上司に仕事を褒められた」
「会議で新しいアイデアを提案できた」
「プレゼンが成功した」
「ジョギングで3キロを走りきった」
1日最低3つは書くようにしましょう。
「大きな達成はない」と思っても、小さな達成にも目を向ければ、何か書けることがあるでしょう。
「普通」に思えることでも、それが自分にとって「達成」になるなら、書くようにします。
「早寝早起きができた」
「7時間以上の睡眠ができた」
「時間厳守を達成できた」
「友人との約束を守れた」
「食事を残さず食べきれた」
「計画どおりに仕事をできた」
「面白い話をして、友人を笑わせることができた」
時系列は気にせず、思いついた順からどんどん書いてOKです。
達成日記の素晴らしいところは、文字として記録が残る点です。
頭で思うだけでは、もやもやとしてすぐ消えます。
日記として書き記せば、消さないかぎり、永遠に残り続けます。
達成は、言い換えると、成功体験です。
達成日記を書き続けることで、成功体験を積み重ねている実感が得られるようになります。
歳月が流れてから達成日記を読み返すと、多くの達成を積み重ねていることに自分も気づくでしょう。
達成日記を書くようになると、ネタ作りのために行動のモチベーションも上がります。
「達成日記のネタのために、今日も頑張ろう!」と思えるので、勇気が湧いて行動できるようになります。
「頑張らなければいけない」から「頑張りたい」という気持ちに変わり、積極的な行動が促されるのです。
また達成日記をつけ続ければ、自分の頑張った過去を振り返ったとき、達成だけ確認できるようになります。
日記のどの日付を振り返っても、達成だけになるのは爽快です。
過去に褒めた出来事も振り返りやすくなります。
「きちんと頑張れている」「努力をたくさん積み重ねている」と実感できるでしょう。
達成日記の習慣は、さっそく今日から始めてください。
「いつか始めよう」と思っていると、いつまで経っても始められません。
あらためて日記を買ってもいいですが、市販のノートを日記代わりにして十分です。
おしゃれなノートなら、手に取りやすくなるでしょう。
少し手間暇はかかりますが、自己肯定感を高める効果は確実です。
副作用は一切なく、よい効果しかありません。
達成日記はいつまで続ければいいのか。
達成日記は、自己肯定感が高まるまで続けましょう。
記載は少なくてもいいので、こつこつ毎日続けることが大切です。
いつしか達成日記が、自己肯定感を高めるバイブルになっているはずです。