公開日:2022年9月26日
執筆者:水口貴博

心に余裕がないときの30の言葉

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どんなに時間をかけても、判断を誤ることはある。判断で大切なのは「時間をかけること」ではなく「熟考」。

どんなに時間をかけても、判断を誤ることはある。判断で大切なのは「時間をかけること」ではなく「熟考」。 | 心に余裕がないときの30の言葉

重要な判断を下すとき、とにかく時間をかけたがる人がいます。

「即断即決をしてはいけない」

「時間を置いて考える必要がある」

「たっぷり時間をかけないといけない」

慎重なセリフがよく聞かれます。

すぐ結論を出すのは良くないと考え、できるだけ時間をかけようとします。

もちろん時間をかけることが悪いわけではありません。

むしろ適切で賢明なことです。

安易な判断は後悔を生むリスクがあります。

重要なことであればあるほど、労を惜しまず、たっぷり時間をかけることが大切です。

「熱くなった頭を冷やす」「一時的な感情に流されない」という意味もあります。

お金や責任が関わるようなことであれば、考えることが広範囲に及ぶため、判断を下すのに時間がかかります。

それが人生を左右するような判断であればなおさらです。

しかし、時間をかけるのはいいのですが、ここでよく陥りがちな落とし穴があります。

時間をかけることが大切と思うあまり、いつの間にか時間をかけることが目的となっていることがあるのです。

誤解されがちなことですが、時間をかけた判断だからといって正しいとは限りません。

時間をかけても、判断を誤ることもあります。

望んだ結果が出ないこともあります。

時間をかけて考えたことにもかかわらず「こんなはずではなかった」という結果になるのはよくあること。

時間をかけることには、別のリスクも潜んでいます。

時間をかければかけるほど「やっぱりやめておこう」という消極的思考が発生しやすくなります。

時間をかけるにつれて、リスク回避の選択を優先するようになり、新しいアクションの足かせとなるのです。

判断で大切なのは「時間をかけること」ではありません。

あくまで「熟考」です。

時間をかけることではなく、熟考に重点を置いてください。

細部まで考えを巡らせたり、さまざまなパターンを考えたりなど、じっくり突き詰めて考えることが欠かせません。

じっくり考え抜いたことであれば、良い結果がついてくるでしょう。

良い結果が得られなくても、後悔は小さくて済みます。

きちんと熟考ができているなら、さほど時間をかける必要はありません。

単純明快なことや、以前から決意を固めていることであれば、短時間で結論を下せるでしょう。

即断即決だからといって、間違っているとも限らないのです。

場合によっては、失敗したほうが良いケースもあります。

実際に取り組んでみないとわからないこともあります。

失敗をしてわかることもたくさんあります。

すぐ取り組めば、フィードバックが得られ、次のアクションにつながります。

悪い結果が返ってくれば、すぐ軌道修正すればいいこと。

これ以上は無理だと思えば、中断です。

残念ながら、どんなに時間をかけても、100パーセント失敗を避ける方法はありません。

100パーセント失敗を避ける方法はないのですから、ある程度のリスクは許容し、ゴーサインを出すことが賢明なのです。

心に余裕がないときの言葉(29)
  • 判断は、時間をかけることを目的にするのではなく、熟考を目的にする。
「できて当たり前」というセリフには要注意。

心に余裕がないときの30の言葉

  1. 余裕ができるから遊び心を持つのではない。
    遊び心を持つから余裕ができる。
  2. 励ましの言葉が浮かばないときは、無理に言葉をひねり出さなくていい。
  3. あなたが不自由なのは「こう思われたい」に縛られているから。
  4. 人生の不調に悩んでいる人は、人生に浮き沈みがあることを忘れていないか。
  5. スマホのホーム画面がごちゃごちゃしていませんか。
    使わなくなったアプリは、どんどん削除しよう。
  6. 出会って早々相手に名前を呼ばれたら、こちらも名前で呼ぶのがマナー。
  7. どんなスポーツにもルーツがある。
    ルーツを知ると、もっと好きになれる。
  8. 自分の趣味を、人に押し付けない。
  9. 疲れやすいのは、窮屈な服や靴のせいではないか。
  10. あなたがモテないのは、出会いがないからではないか。
  11. みんなから好かれるのは不可能。
  12. 身近な人から休むことを勧められたとき、表面的な返事だけになっていないか。
  13. いらいらしたときは、大空に浮かぶ雲を眺めよう。
    ぼんやり眺めているだけで、心が落ち着く。
  14. ただ道を進むのではない。
    道を究めるのだ。
  15. 「疲れた」が口癖になっていると、疲れやすくなる。
  16. 世の中に、欠点しかない人は1人もいない。
  17. 社運をかけたことは、おおむね失敗に終わる。
  18. 休むことが苦手な頑張り屋さんは、発想を転換しよう。
    「休むという仕事を頑張る」と思えばいい。
  19. 自慢話で仲は深まらない。
    失敗談で仲は深まる。
  20. どんなに大変な時期も、ずっと続くことはない。
    「今は耐えるとき」と言い聞かせよう。
  21. 本当のプロは、道具に八つ当たりしない。
  22. 「私が責任を取る」と断言するリーダーに、部下はついていく。
  23. 「やる気がないから動けない」はうそ。
  24. 「締め切り日の提出」と「締め切り前の提出」は、似て非なるもの。
  25. 元気がないとき、下を向くのではない。
    元気がないときこそ、上を向く。
  26. 羨ましい気持ちになって終わるのではない。
    心の変換機でパワーに変えるのだ。
  27. バーゲンセールのときほど、財布のひもにご用心。
  28. 全力で逃げるときは、振り返らない、立ち止まらない。
  29. どんなに時間をかけても、判断を誤ることはある。
    判断で大切なのは「時間をかけること」ではなく「熟考」。
  30. 「できて当たり前」というセリフには要注意。

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