執筆者:水口貴博

人生を真剣に生きる30の言葉

10

どうせ忘れるからといって最初から覚えないのはよくない。忘れてもいいから積極的に覚えていく。

どうせ忘れるからといって最初から覚えないのはよくない。忘れてもいいから積極的に覚えていく。 | 人生を真剣に生きる30の言葉

「どうせ忘れるからといって覚えません」という人がいます。

たしかに記憶は永遠ではありません。

機械の記憶とは違い、人の記憶は不確実で、だんだん忘れるようにできています。

頑張って覚えたことも、時間が経つにつれて記憶が薄れていき「なかなか思い出せない」と苦しむことになるでしょう。

思い出せそうで思い出せないときは本当にもどかしくてストレスです。

復習も何もしなければ、最終的にはほとんど忘れてしまいます。

せっかく頑張って覚えた努力が無駄になったような気がするかもしれません。

「こんな苦しい思いをするなら最初から覚えなければいい」と考える人もいるかもしれません。

ここによくある誤解があります。

忘れるといっても、完全に忘れるわけではないのです。

厳密には「思い出しにくくなるだけ」です。

忘れたように感じるだけで、100パーセント完全に忘れることはありません。

再び接したとき「おや、見たことがある。聞いたことがある」という感覚になるでしょう。

ちょっとだけ「なじみ」があって、ぼんやり覚えている感覚があります。

忘れているようで実は忘れていません。

頭の片隅に記憶の片鱗へんりんが残っているのです。

忘れてもいいから積極的に覚えていく

どうせ忘れるからといって最初から覚えないのはよくありません。

忘れてもいいから積極的に覚えていきましょう。

「覚えるぞ!」という前向きな姿勢は大事です。

何度も繰り返し覚えることで、記憶を維持・強化できます。

最初から覚えなければまったく記憶に残らずゼロですが、一度でも覚えたことがあれば少なからず頭の片隅に記憶が残ります。

覚えることで、脳内神経ネットワークが構築され、覚える回数を重ねるごとに記憶が強化されます。

暗記は回数を重ねるごとに記憶が楽になります。

1回目より2回目のほうが覚えやすく忘れにくくなります。

2回目より3回目のほうが覚えやすく忘れにくくなります。

忘れてもいいので、覚えようとする姿勢が大切です。

好きなことでいいので、どんどん勉強していきましょう。

興味のあることなら、頭にすいすい入りやすくなるはずです。

人生は一生勉強です。

向学心を持って生きることは、人生の質を向上させます。

学問は贅沢ぜいたくな遊びです。

学びは楽しい遊びです。

知識や教養を鍛えることは、生きる力をも鍛えるのです。

人生を真剣に生きる言葉(10)
  • 忘れてもいいから積極的に覚えていく。
知ったかぶりばかりしていると、癖になる。
質問できない人になったら、脳の老化が加速する。

人生を真剣に生きる30の言葉

  1. 人生とは1日の積み重ね。
    1日を一生懸命生きる人は、素晴らしい人生を実現できる。
  2. 過去の事実は変えられない。
    過去の解釈を変えることならできる。
  3. 出会いは、一つ一つが、運のいい出来事。
  4. 勇気と行動力を高める魔法の言葉。
    「失敗してもいいからやってみよう!」
  5. 今ほど若い瞬間はない。
  6. 学生時代は、社会から恩恵を受ける時期。
    卒業後は、社会に恩恵を還元していく。
  7. 苦手意識は、徹底的な練習で克服する。
  8. 狙いを絞るから、結果が出せる。
  9. いつでもできる仕事だからこそ、今すぐ取りかかる。
  10. どうせ忘れるからといって最初から覚えないのはよくない。
    忘れてもいいから積極的に覚えていく。
  11. 知ったかぶりばかりしていると、癖になる。
    質問できない人になったら、脳の老化が加速する。
  12. 人から役立つ話を聞いたら、すぐ実行に移す。
  13. 今日一番頑張る瞬間を、毎日心がける。
  14. 嫌いな人はいてもいい。
    嫌いな人の悪口を言うのがいけない。
  15. 大変なときは上り坂。
    楽なときは下り坂。
  16. 無断欠勤は社会人として避けるべき行為。
    正当な理由がないかぎり、徹底回避を心がける。
  17. 嘘は、後になればなるほど訂正しにくい。
    うっかり嘘をついてしまったら、直後に訂正するのが賢明。
  18. 恥ずかしいから、体当たりする。
  19. 運動不足の解消は「歩くこと」から始まる。
    少しでも歩数を増やし、歩く距離を伸ばそう。
  20. 努力の方向性を間違えていると、いくら努力しても結果が出ない。
  21. 「逃げ癖」という言葉に逃げない。
  22. 小さな仕事・簡単な仕事だからといって「手抜きをしてもいい」という思考になっていないか。
  23. その日の疲れは、その日のうちに取る。
    ポイントは「入浴」と「睡眠」。
  24. 大人になってから勉強のやり直しができる人は心が若い証拠。
    新しい青春の風が吹き始める。
  25. 目的とは関係のない友人が、夢への掛け橋となる。
  26. 年始に立てた目標が放置されていないか。
  27. 3分の遅刻は叱っていい。
    3時間の遅刻は叱っていけない。
  28. 「しっかり動く」と「しっかり寝る」を交互に繰り返せば、人生はうまくいく。
  29. 人生に「さようなら」は必要ない。
    「また会いましょう」と言い換える。
  30. 人生を無限と思ってはいけない。
    人生は有限であることを自覚すると、人生観が変わり、生き方が変わる。

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