「いくら努力しても結果が出ない」
行き詰まっているなら、振り返ってほしいポイントがあります。
「努力の方向性」です。
その努力は、正しい方向に向けられているでしょうか。
なかなか結果が出ないと「努力が足りないせいだろう」と考え、量を増やしがちです。
「まだ努力が足りない。もっと努力をしなければいけない」
結果が出るまでどんどん量を増やしがちです。
もちろん努力の量が足りないことが原因ということもありますが、その限りではありません。
いくら努力しても結果が出ないなら、別のポイントを疑ったほうがいいでしょう。
それが「努力の方向性」です。
努力の方向性が間違っていると、なかなか結果が出ません。
いくら頑張っても空回りします。
余計な工数が増えるばかりになり、不必要に時間や労力を掛けることになります。
努力の方向性が間違っていると、独りよがりの自己満足にしかなりません。
努力の方向性が間違っていると、夢の実現に近づくどころか、遠ざかることもあります。
これは深刻な問題です。
努力をしないほうがましということになります。
努力の方向性とは何か。
一言で言うと「目的までの道筋」です。
目的までの道筋が間違っていると、余計な遠回りをすることになるため、なかなか結果が出ません。
ゴールに向かうとき、正しい道を通って向かうでしょう。
遠回りは避け、できるだけ最短になるよう、近道を通るはずです。
これは夢の実現でも同じです。
結果を出すときも、有効な努力をすることです。
きちんと夢の実現に近づけるよう、正しい課題・正しい方法に取り組むことが大切です。
たとえば、ランニングで持久力をつけたいなら、上半身の筋トレはほとんど役に立ちません。
上半身のルックスはよくなっても、持久力は変わらないでしょう。
努力の方向性を間違っています。
ランニングでは上半身の筋肉はほとんど使わないため、いくら鍛えたところで持久力は変わりません。
むしろ筋肉が増えることで体重が増加して、かえってタイムが悪くなることもあります。
腕が振りにくくなって、ランニングフォームが悪くなることもあるはずです。
ランニングで持久力をつけたいなら、下半身の筋トレや地道な走行トレーニングをするほうが、よほど有効です。
なかなか結果が出ないときは、一度立ち止まって、努力の方向性を確認してください。
これらの質問を自分に問いかけ、検証してください。
手間や時間がかかっても、確認するだけの価値があります。
努力の無駄遣いをなくし、有効に活用することです。
努力の方向性が正しいからこそ、結果が出て、夢に近づけます。
努力の方向性の確認は「一度確認できれば十分」というわけではありません。
最初は正しくても、途中で軌道がずれていくことがあります。
油断は禁物です。
定期的に努力の方向性を確認する癖をつけてください。
たとえば「数ヶ月に一度」「区切りのタイミング」です。
忘れそうなら、手帳やカレンダーに予定として書き込んでおくといいでしょう。