ちょっと変わったリフレッシュ法として「断食」があります。
何かを食べると、消化吸収が必要になるため、胃腸は大忙しです。
胃腸に連動して肝臓や腎臓などの臓器も働くことになります。
世の中は1日3食という人が多いでしょう。
朝食を食べたら次は昼食となり、昼食が終われば次は夕食です。
私たちの臓器は、24時間365日ずっと働きづめの状態です。
たまには内臓を休ませる時間も必要です。
何も食べないことで、胃腸を休ませることができます。
食べないと出る一方になり、体の汚れが体外に排出され、心身のリセット効果が得られます。
人は休むことで活力を取り戻すように、内臓も休むことで活力を取り戻します。
仕事のある日に断食を行うのは大変ですが、週末や休日など時間に余裕のあるタイミングであれば難しくないでしょう。
断食もリフレッシュの1つです。
もちろん空腹感はストレスですが、我慢できる程度でしょう。
摂取カロリーを3分の2に抑えることで、長寿遺伝子であるサーチュイン遺伝子が活性化することも医学的に証明されています。
空腹によって思考がクリアになったり感情が穏やかになったり集中力が増したりする報告は珍しくありません。
食べることもリフレッシュですが、食べないこともリフレッシュです。
数日にわたる断食は要注意ですが、半日や1日程度のプチ断食であれば難しくないでしょう。
もちろん断食なので減量ダイエットにも有効です。
仕事や思考のパフォーマンスに影響するため万人向けではありませんが、興味のある方なら選択肢の1つになるでしょう。
断食がリフレッシュに効果的とはいえ、控えたほうがいい人がいます。
まず体調が悪い方や妊娠中・授乳中の方は、体への負担が大きいため、必ず控えるようにしてください。
また薬を服用中の方や持病を持っている方は、医師に相談して判断を仰ぐのがいいでしょう。
断食は、場合によって健康被害に及ぶ可能性があるため、安易な自己判断は要注意です。