知らない人に話しかけるときは、挨拶が王道です。
相手のことがわからないだけに不安で、どう話しかければいいのかわからないものです。
「自分が口にする言葉が、相手を傷つけるのではないか」という不安が出てくると、余計に話しかけづらくなります。
しかし、相手に元気になってもらえる言葉なら、一転して話しやすくなります。
そこでちょっと視点を変えて、褒め言葉から入る方法もあります。
「いつも顔は合わせるけれど話しかけたことがない」ときには、相手の長所を見つけて、褒め言葉を添えて話しかければいいのです。
「いつも朝が早いですね」
「いつもお元気ですね」
「いつもいい笑顔ですね」
個人に向けた褒め言葉は、必ず反応してくれます。
みんなに向けた抽象的ではなく、個人に対して褒め言葉が飛んでくるとどうにも無視することはできません。
うまく褒め言葉から話を始めることで、よいスタートを切れます。
気持ちのいい言葉を使っているので相手の機嫌もよくなり、会話が暗くなることはありません。
むしろ「私のことを見てくれているんだ」という意外な印象を与えることができ、あなたの印象が上がります。
挨拶の変わりに褒め言葉を言う習慣を持てば、1日1回の褒め言葉は簡単に達成されます。
「おはようございます」という挨拶を「今日も元気そうですね」という言葉に変えるだけでかまいません。
褒め言葉を挨拶に変えると、いつもの挨拶に元気を添えることができるようになるのです。