悪い癖を直すなら、あらかじめ公言しておきましょう。
「○○の癖を直します。きっぱりやめます」
断言口調で、はっきり公言しましょう。
家族や友人など、身近な人に決意表明をします。
「直したい」「やめたい」ではなく「直す」「やめる」と断言します。
きちんと断言口調で言い切ることが大切です。
照れや恥ずかしさがあるかもしれませんが、だからこそいいのです。
公言した後に癖の改善をサボると、周りから指摘されたりがっかりされたり笑われたりするでしょう。
公言したからには、達成しないと示しがつかなくなります。
公言すると、後に引き下がれなくなり、責任感が出てきます。
逃げ道を断つことになり、自分を追い込ませることができる。
気合が入って、心も引き締まって、緊張感が増します。
癖を直す気持ちが強くなり、モチベーションが上がるのです。
プロ野球選手がシーズン前、ファンに向けて結果を公言するシーンがあります。
ファンとの約束という意味だけでなく、自分を奮い立たせる意味もあります。
こそこそ1人で癖を直すのも悪くありませんが、きちんと癖を直したいなら、公言したほうがいいでしょう。
逃げ道がなくなること、やるしかない状況になり、自分を奮い立たせることができます。
ダイエットの達成でも、公言することが有効であるように、口癖を直すときも公言が有効です。
「公言するのは恥ずかしい」と思ったなら、自分の弱気に気づいてください。
心のどこかに「別に失敗してもいい」「嫌になれば逃げればいい」という甘い考えがあるのではないでしょうか。
癖を直す気持ちが本気なら、公言できるはずです。
公言ができないのは、言い換えると「本気で癖を直そうとしていない」とも言えます。
公言を遠慮することは、逃げることと同じ。
公言したからといって必ず直る保証はありませんが、少なくとも決意と覚悟が促されるのは間違いありません。
癖が直ってから公言しても意味がありません。
公言は、取り組む前だからこそ意味があります。
さあ、はっきり公言しましょう。
公言するだけならお金はかかりません。
たった一言でいいのです。
「ペン回しをやめる!」
「二度と爪を噛まない!」
「貧乏ゆすりの癖を直す!」
公言したら、有言実行に集中するのみ。
恥をかきたくないなら、なおさら頑張って癖を直すことです。
結果を出せばいいこと。
きちんと癖を直せばいいこと。
自ら逃げ道を断つ人が、目的を達成します。