「本当に癖は直るだろうか」
「癖が直らなかったらどうしよう」
「癖を直すのは難しそうだ。うまくいかないかもしれない」
癖の改善に取り組むとき、不安や心配な気持ちが湧いて、疑いの念を持つ人もいるでしょう。
無理はありません。
いったん定着した癖を直すのは、簡単なことではありません。
一筋縄ではいかないことが多く、四苦八苦することも多くあります。
特に体の芯まで定着している癖を直すなら、なおさら時間も苦労もかかるでしょう。
半信半疑の気持ちが大きいと、今後どうなるのかもわかりません。
うまくいかないと「ほらやっぱり!」と投げやりな言葉でひねくれたくなります。
しかし、ここが重要なポイントです。
不安や心配があるとはいえ、疑うのはよくありません。
疑いながらどうやって本気を出すのでしょう。
癖の改善を疑っていては、なかなか本気になれません。
疑う気持ちがあれば、取り組み方がおろそかになり、癖を直すのに失敗します。
ではどうするか。
まず信じることです。
100パーセント信じましょう。
信じるから、やる気になれます。
なかなかうまくいかなくても「必ず直せる」と信じることです。
世の中には、努力が報われないこともあります。
たとえば、仕事・恋愛・スポーツなどは、努力しても報われるとは限りません。
いくら努力したところで、相手次第で結果が変わりますが、癖の改善は違います。
癖の改善は、努力が報われるタイプの取り組みです。
癖の改善は、100パーセント自分次第です。
誰かと連携することではなく、完全に個人プレーですから、自分の意識と努力がすべて。
真面目に取り組みさえすれば、完全に努力が報われます。
癖を直すなら、まず信じることが大切です。
まだ癖が直っていなくてもかまいません。
まだ直っていなくても、すでに直ったかのように考えましょう。
まだ何も始めていなくてもかまいません。
まだ何も始めていなくても、信じるだけで準備を整えることになります。
信じることは精神論に思えますが、れっきとした方法論です。
自分を信じることで、潜在的な可能性を引き出せるようになります。
自分の可能性は、誰かに引き出してもらうのではなく、自分で引き出すものです。
癖を克服した未来の自分をイメージすると、スムーズに信じやすくなるでしょう。
中途半端に信じるのではなく、本気で信じましょう。
「癖は直る」と信じるからこそ、きちんと癖が直るのです。