「重い腰が上がらない」
「なかなか癖を直す気が起きない」
「癖を直したいが、面倒くさい」
頭では「癖を直したほうがいい」とわかっていても、おっくうな気持ちのせいで、なかなか取りかかれないときがあります。
「いつか頑張る」「時間ができたら取り組む」といった言い訳をしながら先送りします。
つまり、危機感・緊張感がないのです。
危機感・緊張感がないと、なかなかやる気が起きず、アクションが起こせません。
もちろん多忙な時期など、事情がある場合なら別ですが、やみくもに先送りするのはよくありません。
何も変われないまま、時間だけが過ぎていきます。
延々と癖を直せないループに陥るのです。
こういうときは、癖を放置したときの悪影響を書いてみましょう。
癖を放置したら、どんな悪影響があるでしょうか。
書き方は、シンプルな箇条書きで十分です。
大きな悪影響だけでなく、小さな悪影響も含め、思いつくだけすべて書き出しましょう。
たとえば、爪を噛む癖があるとします。
爪を噛む癖を放置すれば、次のような悪影響が考えられるでしょう。
思いつくかぎりでいいので、とにかく書けるだけ書いてみます。
確実な悪影響だけでなく、可能性のある悪影響も書き出しましょう。
きちんと紙に書けば、目に見える形になります。
箇条書きで書くだけですから、それほど時間はかからないはずです。
集中して書き出せば、ほんの数分で完成するでしょう。
書き終われば、その悪影響を眺めてみましょう。
「こんなに悪影響がある。大変だ。きちんと直そう!」と思うでしょう
癖を直さないと、どれだけ悪影響があるのか、実感しやすくなります。
悪影響を見ながら、癖を放置したとき、どんどん自分が落ちぶれていく様子をイメージしてみてください。
想像でもかまわないので、悪影響をしっかり感じることです。
「これは大変だ。こうはなりたくない。今のうちにきちんと直さなければいけない!」
危機感・緊張感が出てきて、モチベーションが高まるでしょう。
「今のうちに」と思うことが大切です。
癖を直すことは「緊急ではないが重要なこと」という取り組みです。
今すぐ直す必要はなくても、将来に影響する重要ポイントなので、きちんと取り組んでおくことが大切です。
「いかに悪いことなのか」という実感が湧けば、重い腰も上がるのです。