「癖を直すなんてつまらない」
悪い癖を直すとき「つまらない」と思っていませんか。
たしかに癖を直す取り組みは、単調で無味乾燥です。
刺激や興奮があるわけではない。
学びも情報があるわけでもありません。
プレゼントやご褒美があるわけでもありません。
特別な技を身につけるわけでもありません。
あることといえば、我慢です。
我慢、我慢、また我慢。
客観的に見れば、我慢の連続しかありません。
動くのを頑張るのではなく、動かないように頑張ります。
頑張って我慢したとしても、人に褒められるわけでもありません。
「悪い癖を直す」とは、言い換えると「普通になる」ということ。
悪い癖が直ったら、普通になるだけです。
目立つことがなくなり、平凡になります。
悪い癖を直すとき、淡々とした取り組みが退屈に感じる人も多いのではないでしょうか。
しかし「つまらない」と思っているなら誤解です。
単調で無味乾燥に思えるかもしれませんが、誤解です。
「嫌だ」「苦しい」「面倒くさい」と思っているから、つまらなく感じるだけ。
「悪い癖を直す」という言葉の響きのせいで、いつの間にかネガティブな思い込みが発生しています。
ここで気づいてほしいことがあります。
「悪い癖を直すことは本来、面白いこと」
この言葉を心に刻んでほしいのです。
「そう思えない」と思うかもしれませんが、発想を転換させてみましょう。
少しずつ行動が整っていきます。
少しずつ自分の印象がスマートになります。
少しずつ昨日より素晴らしい自分に進化しています。
「変わっている」と考えるのではありません。
「成長している」と考えてください。
成長していると考えれば、ぱっと明るい印象になり、悪い癖を直すことが面白く感じてくるのではないでしょうか。
前向きに受け止め、愉快に考えてください。
悪い癖をぐっと我慢できたとき、いらいらするのではなく、達成感を噛み締めましょう。
少しずつ自分がスマートになっていくのは快感です。
なかなか面白がれないなら「悪癖改善ノート」を見直してください。
ノートを見直せば、悪い癖が少しずつ直っている様子を把握できるでしょう。
悪癖改善ノートを見ながら、自分の成長を感じて、にやにやするのもよし。
ゲームのキャラクターがレベルアップしていくような感覚を覚えるはずです。
記録を見直せば、自分が少しずつ変わっていく様子を実感できるため、嬉しい気持ちになるでしょう。
悪い癖を直すことは本来、面白いこと。
面白がったら、簡単に悪い癖は直るのです。