逃げ癖がある人は、目標と課題に注目しましょう。
いきなり高い目標を目指していませんか。
いきなり大きな課題に取り組もうとしていませんか。
もちろん意気込みは素晴らしい。
高い目標を掲げ、大きな課題に立ち向かう姿は、さぞ勇敢でしょう。
しかし、いくら勇敢に立ち向かったところで、途中で逃げ出すことになれば、意味がありません。
最初から高い目標や大きな課題に取り組もうとすると、圧倒されます。
「大変そう」「難しそう」「時間がかかりそう」と思えば、着手前から疲れを感じるでしょう。
ため息が出て、おっくうな気持ちが強くなり、その場から逃げたくなるでしょう。
高い目標や大きな課題は、難易度もストレスもハードであり、ハードルが高い状態です。
ハードルが高ければ、完了までに時間も労力もかかるため、挫折率も高くなります。
張り切って体当たりした結果、挫折することになっては意味がありません。
自信を失い、逃げ癖がエスカレートする可能性もあるのです。
逃げ癖のある人は、とにかく無理をしないことが大切です。
そのため目標や課題に取り組む際は、次の2つのポイントを意識しましょう。
「高い目標は低くする」「大きな課題は小さく分ける」です。
高い目標は低くしましょう。
無理をせず、自分に合ったレベルまで下げることが大切です。
高い目標も、低くすれば簡単になります。
もちろん低い目標で終わりにするわけではありません。
まず低い目標から取り組み、習熟していくにつれて少しずつレベルを上げていけば、無理なくステップアップできます。
大きな課題は小さく分けましょう。
切りのいいところで、細かく設定するのがポイントです。
大きな課題も、小分けにすれば小さな課題になります。
いきなり大きな課題を片付けるのは難しくても、小さい課題なら達成しやすいでしょう。
課題を乗り越えるたびに、達成感が得られ、モチベーションを維持しやすくなります。
小さく課題を達成していくことで、最終的に大きな課題の達成ができます。
いずれも「無理のない範囲に収める」という点が共通です。
目標を低くしたり課題を分けたりするだけで、着手も達成もしやすくなります。
ストレスが小さくなるので、逃げることなく、気楽に取り組めるようになるのです。
レベルを下げるのはかっこ悪いと感じる人もいるかもしれませんが、要注意です。
かっこつけて無理をした結果、最終的に逃げることになるほうが、よほどかっこ悪くて恥ずかしいこと。
見栄やプライドがあったとしても、潔く捨てて、無理ない範囲に収めるのが得策です。
低い目標・小さな課題で大いに結構。
低い目標・小さな課題をこつこつ乗り越えていくことで、最終的に大きな成果を挙げることができるのです。