逃げたくなったらこう考えましょう。
「誰かに手伝ってもらえないか」と。
1人で抱えるから押しつぶされそうになります。
自分ですべてやろうとするから逃げたくなります。
人には限界があります。
体も1つしかありません。
気合と集中で一時的に能力を高めることはできても、1人が発揮できるパワーには限りがあります。
1日は24時間しかありません。
時間を節約することはできても、物理的に増やすことはできません。
逃げることは、諦めることと同じ。
「自分一人では限界」と感じたなら、逃げるのではなく、誰かに手伝ってもらえないか考えてみてください。
自分一人でできないことでも、手伝ってもらうと、達成しやすくなります。
1人に手伝ってまだ厳しいなら、2人に手伝ってもらいましょう。
2人に手伝ってまだ厳しいなら、3人に手伝ってもらえればいい。
時間がなくて不可能に思える仕事も、複数人で手分けをすれば、あっさり片付いてしまうでしょう。
「助けてもらうなんて恥ずかしい」
そう思うかもしれませんが、逃げるほうがはるかに恥ずかしいこと。
逃げるくらいなら、多少評価が落ちてもかまわないので、誰かに手伝ってもらったほうがいいのです。
「助けてもらうのは逃げるようなもの」と考えるのも誤解です。
逃げているのではなく、逃げないように頑張っているのです。
逃げるのはよくありませんが、弱音を吐くのはかまいません。
きちんと弱音を吐いたほうが、困っていることが周りに伝わるので、助けてもらいやすくなります。
「弱音を吐くことが情けない」と思うのではありません。
「意地を張って弱音を吐かないことが情けない」と思うのです。
「何が何でも人の手は借りない」と意地を張っていると、仕事が中途半端になります。
保身ばかり考えないことです。
保身にこだわっていると、質が下がったり納期が遅れたりして、周りに迷惑をかけてしまいます。
「仕事のため」「みんなのため」「社会のため」という全体で考えましょう。
自分のためだけでなく、周りにかける迷惑を減らすためにも、誰かに手伝ってもらうのが得策です。
恥をかこうと借りができようと、まず仕事をやり遂げることが最優先。
逃げるくらいなら、弱音を吐いてでも誰かに手伝ってもらったほうがいい。
難しくありません。
難しそうに感じるだけです。
「手伝ってもらえませんか」という一言が言えるかどうかです。
たった一言で困難を乗り越え、未来が切り開けます。