逃げ癖を直すために、まず把握しておきたいことがあります。
それは「逃げ癖が出やすい場面」です。
あなたはどんな場面で、逃げ癖が出ますか。
逃げ癖とはいえ、いつでもどこでも逃げ癖が出るわけではないでしょう。
逃げ癖が出やすい場面には、何らかの傾向や共通点があるはずです。
ストレスがあったとしても、逃げ癖が出やすい場面もあれば、出にくい場面もあるでしょう。
会議のとき、営業のとき、プレゼンのとき、頭を使う仕事をするとき、苦手な上司と接するとき、とある取引先と関わるとき。
もちろん人によって逃げ癖が出やすい場面は異なりますが、特定の場面で逃げ癖が出てくるのではないでしょうか。
自分がどんな場面で逃げ癖が出やすいのか把握しておきましょう。
逃げ癖が出やすい場面を把握しておけば、準備や心構えができるようになります。
「自分はこんなときに逃げやすい」とわかっていれば、対策を打てるようになります。
入念に準備しておいたり、気合を入れておいたりです。
「さあ、ここは逃げ癖が出やすい場面だ。しっかり気合を入れていこう!」
そう思うだけでも、きゅっと心が引き締まって、困難を乗り越えやすくなるでしょう。
心の準備ができるだけでも、ストレスに耐えやすくなるので、根気を発揮しやすくなります。
逃げ場を把握しておくことは、自分の理解を深めることにもつながります。
自分はどんな性格なのか、どんなことに弱いのか、どうすれば乗り越えやすくなるのか。
おのずと自分の内面を見つめることになり、新しい発見をすることができるでしょう。
さまざまな状況に身を置きながら、自分の逃げ癖の傾向や特徴をつかんでいきましょう。
逃げ癖が出やすい場面を把握しておくだけでも、心が軽くなるでしょう。
逃げ癖を直すための、最初の仕事なのです。