遅刻癖のある人は「行動が遅い」という特徴があります。
なかなか重い腰が上がらず、のんびり行動するのが癖になっています。
そのため行動全体が後ろ倒しになりがちです。
「まだ大丈夫」
「まだ時間がある」
「もう少し様子を見てから」
あれこれ言い訳をしながら、ずるずる行動が遅くなっていく。
こういう言い訳を考えることだけは、天才的です。
そして気づけば、すっかり余裕がなくなっていて、時間ぎりぎりの行動になっているのです。
遅刻癖を直すには「行動が遅い」という癖を改めることが必要です。
では、どうすれば行動が遅い癖を直せるのか。
そこで役立つのが「早めの時間を思い込む」という方法です。
「上手に自分をだます」と言い換えてもいいでしょう。
わざと早めの時間を思い込むことで、行動の前倒しを促すことができます。
たとえば、会社の始業時間が「9時」なら「8時30分」と思うようにします。
集合時間が「15時」なら「14時30分」と思うようにします。
デートの待ち合わせが「12時」なら「11時30分」と思うようにします。
早めの時間を思い込めば、行動の遅い人でも、自然と早めの行動ができるようになり、遅刻の防止に役立ちます。
気持ちの問題ではありますが、人によっては一定の効果を発揮するでしょう。
思い込むには、頭の切り替えが必要なので難しいことがあります。
「思い込みたくても思い込めない」
なかなかうまく思い込むことができないときは、紙に書いてください。
紙に書けば目に見えるため、思い込みやすくなります。
頭が混乱しそうなら「本来の時間」と「早めの時間」の両方を書いてみるのもいいでしょう。
本来の時間のほうには二重線を引いておけば、頭の整理がしやすくなるはずです。