初めてお店に入るときはどきどきします。
店内の様子がわからないので緊張します。
「雰囲気のいいところであってほしいな」と思いながら入店するでしょう。
気になるのは、店内の様子だけではありません。
「感じのいい店員さんがいるかな」と思います。
感じのいい店員さんがいてくると安心します。
親切で笑顔の多い店員さんがいてくれると、店内もより快適に感じます。
感じのいい店員さんなら、店内を見やすかったり、過ごしやすかったりします。
質問にも丁寧に答えてくれ、話をしても弾みやすいでしょう。
しかし、ここで大切なことに気づいてください。
感じのいい店員さんを求める前に、感じのいいお客さんになっているかということです。
感じのいい店員さんを気にするのもいいですが、まず自分が感じのいいお客さんになることです。
店員さんだけ好感を求め、自分は何もせず受け身でいるのは少し不公平でしょう。
「お客だから」とふんぞり返るのはよくありません。
「お客さまは神様」「顧客が絶対偉い」という気持ちは、自然と相手に伝わります。
店員さんが挨拶をしても返事がなくむすっとしたままだと、感じが悪いお客さんに見えるでしょう。
お店の人にとっても、感じのいいお客さんと思われるよう心がけることが大切です。
感じのいいお客さんになるコツは簡単です。
店内に入ったら、軽く会釈をしながら笑顔で挨拶をすればいいだけです。
にこにこしながら、軽く会釈だけするのもよし。
「こんにちは」ときちんと声に出して挨拶ができれば、第一印象は完璧です。
感じのいいお客さんとわかれば、店員さんも穏やかな気持ちになるでしょう。
店員さんと打ち解けやすくなれば、その分サービスも豊かになるでしょう。
好感を求めるばかりでなく、好感を与えるようにしましょう。
本屋・デパート・ホテル・レストラン・文化施設など、場所は問いません。
たとえコンビニで買い物をするときも、考え方は同じです。
お金を払う立場でも、謙虚と礼儀作法は大切です。
まず感じのいいお客さんになりましょう。
お互いとも感じのいい人になれば最高です。