ときどき飲食店で見かけるマナー違反の光景があります。
外で買ってきたものを、店内でこっそり食べるお客さんです。
きょろきょろしながら周りの様子をうかがい、カバンの中から菓子パンを取り出します。
店員さんやお客さんに見つからないよう、こそこそしながら食べています。
フォーマルなお店ではほとんど見かけませんが、カジュアルなお店では少なくありません。
まれに見かける光景ですが、これはよくありません。
明らかなマナー違反です。
本人はばれてないと思っていますが、挙動不審な様子は意外と目立ち、丸わかりです。
外で買ってきたものを、店内でこっそり食べないことです。
店員さんがいないから大丈夫とも限りません。
店内設置の安全カメラから確認されている可能性があります。
注意されていないから大丈夫というわけでもありません。
注意されなくても、マナー違反を犯していることに変わりありません。
周りにいるお客さんから冷たい視線を浴びることになるでしょう。
一度マナー違反を繰り返すと、だんだんそれに慣れて、罪悪感がなくなってしまいます。
それを見ている周りのお客さんもいい気はしません。
雰囲気を乱したり売上に悪影響を与えたりなど、お店からも周りのお客さんからも嫌われます。
何度も繰り返していると、お店からマークされるようになります。
外で買ってきたものを店内でこっそり食べているかぎり、よいお客さんにはなれません。
「ちょっとならいいだろう」と思うところですが、その油断がよくありません。
最初は罪悪感があっても、繰り返すうちに小さくなるもの。
遠慮も恥じらいもなくなっていき、だんだん罪の意識が希薄になります。
最終的には「どうして外で買ってきたものを店内でこっそり食べていけないの?」といった非常識に発展していくでしょう。
開き直ったお客さんほど迷惑な存在はありません。
外で買ってきたものを店内でこっそり食べる人にならないことです。
食べ物に限らず、飲み物もNGです。
飲食店では、そのお店で買ったものを食べるところです。
店内の飲食スペースは、そのお店で買ったものをいただくために提供されています。
店内は、そのお店で売っていたものをいただくのがマナーです。
持ち込み飲食をしているお客さんを見かけたときは、どうするか。
自分から直接指摘するのもいいですが、トラブルに発展する可能性があります。
できれば店員さんを通して指摘してもらうのがいいでしょう。