閉店近くの時間になると「ラストオーダーです」と言われます。
ラストオーダーとは、閉店前の最後の注文ということです。
このときどうするかです。
別にせかされているわけではないものの、どきっとする瞬間です。
どことなく焦りが生じて、気持ちがそわそわします。
ラストオーダーを過ぎると、追加注文ができなくなります。
背中を押されているように感じることもあるでしょう。
何か注文しないと後悔するような気がして「何か注文したほうがいいかな」と思うところでしょう。
試験のとき「終了10分前です」と言われているような切迫感があって、プレッシャーを感じるかもしれません。
「注文をするラストチャンスです」と言われているようにも、注文を促されているように感じることもあるのではないでしょうか。
ここが要注意です。
焦ってしまうと、余計なものを注文してしまいます。
食べたくもないものを無理に注文したところで、残してしまうだけです。
「食べきれなかったね」「飲みきれなかったね」ということになって「ああ、失敗したな」と思います。
重たい気持ちを引きずることになって、食後の余韻が悪くなります。
余計な出費を増やすことになって、お金も貯まりにくくなります。
「ラストオーダーです」と言われて焦って注文すると、ろくなことになりません。
よくありがちな失敗パターンです。
「ラストオーダーです」と言われても焦らないことです。
ラストオーダーは、あくまで閉店前の最後の注文にすぎません。
プレッシャーを感じる必要もありません。
「何か注文しなさい」とせかされているわけではありません。
命の宣告をされたわけではないのですから、大げさに受け止めないことです。
自分の食欲と相談して、必要ないなら何も注文せずに見送るだけです。
「ラストオーダー」という言葉に動揺して、焦ったり流されたりしないよう注意しましょう。
冷静な気持ちでいることが大切です。