不思議なもので人間は年を取ると、2種類の人間にわかれます。
「経験を積んでマナーがよくなる人」と「経験を積んだ結果、態度が悪くなる人」です。
経験を積んでマナーがよくなる人は、これから先の文章は読む必要はありません。
さらに経験を積んで、もっと輝く品性を身につけていきましょう。
しかし、もし経験を積んだ結果、態度が悪くなってしまう部分があるなら、要注意です。
初心を忘れ、恥ずかしさを忘れ、気づかないうちに他人に迷惑をかけてしまっている場合があるのです。
「まさか。自分にはそんなことはないはず……」
いえいえ、これがあるのです。
自分ではなかなか気づけない。
いろいろなケースが考えられます。
たとえば、よくあるケースを1つ挙げると「社会的地位が上がったとき」です。
学校を卒業して社会人になり、たくさんの社会経験を積んでいけば、いずれ昇進します。
この社会的な地位が上がり、多くの部下を従えれば「自分は偉くなった」と思うようになります。
その結果、横柄な態度になったり、権威を振りかざしてふんぞり返ったりしてしまう人がいるのです。
地位が上がることで、うぬぼれてしまうことです。
そういう人は、態度も言葉遣いも急に悪くなります。
これではせっかく昇進しても、品の悪さで台無しですね。
もちろんすべての人がそうなってしまうわけではありません。
昇進しても、初心を忘れず、いつまでも謙虚でマナーのある方もいます。
マナーのある人は何が違うのかというと「品性」があるのです。
教養があり、周りに対する気遣いがきちんとできる「品性」を持ち合わせています。
そういう人は、年を取るほどかっこいい振る舞いができるようになります。
私も年を取るなら「すてきな年の取り方」をしたいなと考えています。
これは私だけではなく、誰でも同じように考えることでしょう。
かっこ悪い年の取り方なんて、嫌ですよね。
年を取っても、いえ、年を取るにつれてかっこいいマナー、つまり品性を身につけたいものです。
マナーを大切にしているかどうかは、態度を見ればすぐわかります。
態度がだらだらになっているので、明らかなのです。
まず、マナーが悪くならないように、品性を身につけましょう。
日頃から気づきそうで気づかない、かゆいところにまで手が届くような点を指摘します。
一つ一つでかまいませんから、自分なりに直していくことで、人としての「品性」を身につけていくことができるのです。
かっこよくなれるかどうかは、外見ではありません。
マナーがあり、品性があるかどうかなのです。
品性がなければ、周りへの気遣いもなく、ただ自己中心的に生き、周りの人から嫌われます。
「品性」とは人間がより人間らしく振る舞うためのマナーです。
品性を身につけるにつけることができる自己確認をしましょう。
今から自分の振る舞いをチェックしていくことで、今すぐ品性は身につけることはできます。
これから項目をあなたに当てはめてチェックしてみましょう。