飲食店で注文の際、店員さんは最後に注文内容を復唱して確認するのが一般的です。
「確認のためご注文を繰り返します」
店員さんが1つずつ注文内容を復唱するのですが、このときほとんど耳を傾けない人がいます。
面倒くさそうな態度や表情を見せたり、ろくに耳を傾けず「はいはい」と適当にうなずいたりです。
スマホをいじりながら、復唱を聞き流している人もいます。
心当たりがあれば要注意です。
たしかにおっくうに感じるところかもしれません。
「一度注文を言えばわかるだろう」「いちいち客に注文を確認させるな」と考える人もいるでしょう。
注文数が多いときはひととおり復唱するにも時間がかかり、ますます確認がおっくうに感じるでしょう。
だからといって聞き流すような対応はよくありません。
復唱には注文の間違いを防ぐ意味があって大切です。
もたもたしているように感じるなら誤解です。
飲食店にとって重要な意味があります。
注文が間違っていると最初から作り直しが必要になり、時間や材料費が無駄になります。
余計な手間暇がかかるとほかの注文を押すことになり、ほかのお客さんを長く待たせることにもなってしまいます。
お店側の都合だけでなく、ほかのお客さんに迷惑をかけない意味もあるのです。
おっくうな気持ちがあったとしても、店員さんの復唱にはきちんと耳を傾け、しっかり確認することが大切です。
復唱を確認するといっても、10秒前後で済むことでしょう。
注文数が多くても、30秒程度のはずです。
お客さんとしても、きちんと注文を確認することで、安心して料理が来るのを待てます。
復唱を聞いて間違いなければ、OKの返事をします。
きちんと笑顔でOKの返事ができればパーフェクトです。
注文確認の復唱にきちんと耳を傾けるお客さんは、店員さんから好かれるのです。