書店で手に取った本は、きちんと元の位置に戻しましょう。
それぞれの本は、五十音順やジャンル別に並べられています。
本棚から本を取ったとき、元の位置はちょっと隙間が空いているので、すぐわかるでしょう。
手に取った本を本棚に戻すとき、適当な位置に戻すのはよくありません。
適当な位置に戻すと、本が迷子になってしまいます。
店員さんやお客さんが本を探すとき、時間がかかってしまうでしょう。
元の位置がわかりにくいときは、適当な位置に入れてしまいがちですが、なるべく避けたい。
五十音順に並んでいる本棚は、偶然の結果ではありません。
書店の店員さんが、並び順に注意しながら1冊ずつ手間暇かけて並べた結果です。
本棚1台だけでも、膨大な時間と労力がかかっています。
店員さんの仕事に敬意を払うためにも、手に取った本はきちんと元の位置に戻しましょう。
元の位置が明らかに間違っていることもあるでしょう。
何らかの事情で、並び順がずれていることはよくあることです。
そんなときは気を利かせて、五十音順やジャンル別を意識しながら正しい位置に戻しましょう。
店員さんのお仕事を少しお手伝いをすることになるので「いいこと」をしたことになります。
この心がけは、書店に限らず、図書館やレンタルショップでも同じことです。
手に取ったものは、きちんと元の位置に戻しましょう。
当たり前のことですが、大切なマナーであることには違いありません。
気持ちが緩んでいると「適当な位置でいいだろう」と思うこともあるかもしれません。
人間なのでだらしなくなってしまうこともありますが、そんなときこそ深呼吸です。
ちょっと気持ちに余裕が生まれ、マナーを守る心がよみがえります。
惰性を振り払い、いつでもきちんとできているようになりたい。
いま一度当たり前のマナーを大切にしましょう。
店員さんの目線になると、きちんと元の位置に戻すお客さんは好印象です。
すでにできている人も、気が緩みがちになっている人も、社会マナーの1つとしていま一度心がけておきましょう。