友人から「新しいお店をオープンした」という報告を受けます。
「自分のお店を持つ」という念願の夢を叶えた友人はにこにこしていて嬉しそうです。
友人から独立開業の報告を受けると、自分のことのように嬉しいものです。
友人が新しいお店をオープンしたということで、さっそく足を運びます。
ところがこのとき、気になる光景を見かけることがあります。
親しい関係という理由で、特別サービスを要求する人がいるのです。
「友人じゃないか。安くしてくれよ。無料にしてくれよ」とせがみます。
店主である友人のほうから「安くします」「無料にします」「オプションをつけます」と言うならまだいいのです。
お店側の配慮ですから、ありがたく頂戴すればいいでしょう。
しかし、お客さんの立場にもかかわらず、親しい関係という理由だけで、ずけずけ値切りや無料を要求するのはよくありません。
それは友人に対して失礼です。
友人の仕事を軽く見ていることになります。
お店側も商売です。
友人の仲とはいえ、お店に行くからにはれっきとしたお客さんです。
「友人だから」という理由で特別サービスを要求されては、商売が成り立たなくなります。
友人であろうとなかろうと、お客さんとして来店してサービスを受けるからには、正規の料金を支払うことが大切です。
念願のお店をオープンしたご祝儀という意味でも、たっぷりお金を落としていきましょう。