私の祖母(母方の母)は、いまだに若いです。
すでに80歳を超えているにもかかわらず、ダンスや川柳をして、毎日楽しんでいます。
私が電話をしても、ほとんど家にいません。
そのくらい外で何か習い事をしたり、人と会ったりしているということです。
私の祖母は、ダンスや川柳を楽しいからやっているといいます。
年を取っても若々しくしていられるのは、毎日に楽しいことがあるからなんだなと思いました。
勝ち負けにこだわらず、ただ純粋に楽しんでいるわけです。
スポーツや勉強、仕事もそうですが、普通はつい勝ち負けを意識してやってしまいがちです。
勝ち負けがあるから、やる気が出るということもあるでしょう。
勝てば相手の不幸を喜び、負ければ自分の不幸に悲しむという、感情の波が激しくなってしまうことは言うまでもありません。
勝ち負けを目標とするより、楽しむことを目標としていけばいいのです。
イチロー選手は、アメリカ大リーグで、年間安打262本を達成して、事実上世界一になりました。
日本からは国民栄誉賞を授与するという申し出を断りました。
イチロー選手は「モチベーションを大切にしたいから」と言って、断りました。
まさに、イチロー選手の場合こそ、勝ち負けにこだわっているのではなく、野球を楽しんでいる姿です。
楽しむことを大切にしているからこそ、モチベーションややる気を出せ、素晴らしい成績を残すことができたのです。
素晴らしい生き方とは、勝ち負けにこだわる生き方のことではありません。
そのときそのときを、楽しむ生き方のことなのです。