失敗したり、落ち込んだりしているうちは、青春です。
失敗があるということは、挑戦をしているということです。
挑戦したからこそ、失敗ができます。
失敗する量というのは、挑戦をどのくらいしているかで、わかるのです。
最近何も失敗することがなく、落ち込むこともなくなったというのは、一見喜ばしいことのように思えます。
しかし、実は、何もやっていないから失敗することもないだけです。
何もやっていないから、何も失敗しなくなったのです。
新しいことに挑戦せず、現状に満足し、向上も成長も求めていない人は、挑戦をすることもなければ、失敗もありません。
「私はあまり失敗をしません」という人は、挑戦をやめて、成長が止まっている人なのです。
成長をしなくなったからには、もう後は下り坂しかありません。
心の老化をたどっていくしかないのです。
ときどき、失敗ばかりをして悩んでいる人がいます。
本人はとても残念そうにしていますが、私はそれをあまり悪いことだとは思っていません。
むしろ「おや、頑張ってるな」と感心してしまうほどです。
きちんと挑戦したから、失敗できているんだなと思います。
逆に「最近、何も面白いことがない」と言っている人のほうが、心配でなりません。
何も挑戦していないから、何も起こらない日常になってしまっているのです。
何も起こらない平凡な毎日が来たら、赤信号なのです。