女性が働きやすい職場かどうか確認するとき、どうしますか。
最初に思い浮かぶのは、ランキングではないでしょうか。
就職雑誌や就職情報サイトでは、定期的に、女性が働きやすい企業のランキングの特集が組まれます。
もちろん重要な情報源であり、参考になるのは間違いありません。
しかし、ランキングには、重大な弱点があります。
大手の企業しか掲載されていない点です。
ランキングという形式上、国内すべての企業の順位がわかるわけではありません。
ランキングの条件にもよりますが「上場企業のみを対象にした上位のみ」という場合が一般的でしょう。
忘れてならないのは、中小企業の存在です。
中小企業の中にも、女性にとって働きやすい職場はたくさんあるはずです。
大企業ばかりに目が向く一方、中小企業の存在をすっかり見落としている場合があります。
では、中小企業で女性が働きやすいかどうか確認するにはどうするか。
やはり、こまめな情報収集です。
雑誌やインターネットなどで情報を集めるわけですが、中でも確実な方法は、ただ1つ。
その企業に勤めている女性社員に、直接話を聞いてみることです。
男性社員ではなく、女性社員というのがポイントです。
やはり女性の気持ちは、女性だからこそ理解しやすいでしょう。
女性が働きやすい職場かどうかは、女性に聞くのが最も確実です。
ワーキングマザーが多い実績も、重要な指標です。
OB・OG訪問を通して、実際にその企業に勤める女性社員から話を聞いてみましょう。
もしOB・OG訪問が難しければ、メールや電話による問い合わせだけでも、ずいぶん詳しい事情を把握できるはずです。
手間はかかるかもしれませんが、確実に確認できる手段です。