夢ややりがいを大げさにアピールする企業には、要注意です。
もちろん夢ややりがいは、誰にでも大切な要素です。
将来実現したい願望があれば、生きる力になるでしょう。
仕事に対する心の張り合いも必要です。
夢ややりがいを、普通にアピールするのは企業ならいいのです。
ここで注意したいのは、あくまで「大げさにアピール」という点です。
「365日24時間、死ぬほど働けば、あなたの夢は絶対に叶う!」
「厳しい残業も、夢につながる道と思うなら、苦にならないはずだ!」
「どんなに苦しくて厳しい仕事があったとしても、自分の夢を実現するいばらの道を思うこと!」
人道的でない精神論を、しつこくアピールする企業があれば「裏があるのではないか」と疑ったほうがいいでしょう。
夢ややりがいは、使い方によっては、経営者にとって都合のいい精神論になるからです。
たとえば、社員の不満を抑え込むための、都合のいい方法に使っている可能性があります。
厳しい労働環境や労働条件があっても、精神論の言葉を使って、社員の不満を抑え込んでいる傾向があります。
夢ややりがいは誰にでも大切な要素ですが、それを悪用することがあってはなりません。
すべての企業がそうとは限りませんが、念のため、警戒しておくほうがいいでしょう。