集めた企業情報は、入社が決まっても、しばらく保管することをおすすめします。
入社が決まれば、必要なくなるため、捨ててもいいと思うのではないでしょうか。
しかし意外にも、入社してから必要になる場合があります。
たとえば、何らかの都合で、企業を退職する場合です。
入社後、企業の経営が急に傾いて倒産すれば、辞めざるを得なくなります。
入社後、大きな病を見つかり、企業を辞めて入院に至る可能性もあるでしょう。
何が起こるかわからないのが、人生です。
ひどい経験をしている人の共通の口癖は「まさか自分がこうなるなんて」です。
そのとき、就職活動をやり直すことになりますが、ゼロから企業情報を集めるのは大きな手間暇がかかります。
そこで役立つのが、過去に集めた企業情報です。
過去に集めた企業情報があれば、手間暇をいくぶん省略できるため、就職活動をやり直すときに役立ちます。
もちろん古くなって参考にならない情報もあるでしょうが、情報を集める技術は、時間が経っても変わらないはずです。
どんな考え方で、企業情報を集めたのか。
そのようなポイントで企業を絞り込んだか。
当時のメモを見直せば、就職活動の要領も思い出しやすくなるでしょう。
企業研究で得た情報は、財産です。
入社が決まっても、万が一を考慮し、しばらく保管しておくことをおすすめします。