社会人の中には、労働組合に所属した経験を持つ人もいるでしょう。
労働組合とは、労働条件の改善や社会的地位の向上を目指して、労働者が自主的に組織する団体です。
企業に働き掛ける印象が強いためでしょうか。
「労働組合の経験者は転職に不利」という噂があるようです。
現実でも、労働組合の存在を苦手とする企業があるのも、事実です。
さて、労働組合の経験者は、転職では不利になるのでしょうか。
まず不利になるというのは、誤解です。
あるとすれば、不利と考える企業側の誤解です。
労働組合は本来、企業において有益です。
労働者のために行動する団体であり、労働条件の維持や改善を促します。
労働者の健全性が向上することは、職場や業務の改善にもつながります。
労働者が生き生き働くことは、長期で見れば、利益の底上げになります。
したがって、労働組合の経験が、転職で不利になるとは言えないのです。
むしろ健全な企業なら、労働組合の経験者を歓迎します。
労働組合の経験者を歓迎する企業がたくさんあるのも、事実です。
労働組合での職場や業務の改善実績などがあれば、能力を認められ、転職でも有利になるでしょう。
企業側の誤解を恐れず、自分の持つ能力は堂々とアピールしましょう。
転職後に生かせる能力をアピールすれば、労働組合の経験も有利に働きます。