転職活動をする人の中には、異なる業界を志望する人もいるでしょう。
完全に未経験の業界なら、転職は圧倒的に不利になると思われます。
もちろん実務経験者には劣りますが、まったく不利というわけでもないのです。
異なる業界に転職するときのポイントは、共通点を意識することです。
就職しようとする業界は、現在の業界とは異なるかもしれませんが、共通して生かせる部分があるはずです。
たとえば、アパレル業界の人が、IT業界に転職しようとする状況があるとします。
業界は異なりますが、アパレル業界で培った販売力は、IT業界でも生かせるはずです。
「アパレル業界で培った販売力を、御社でも生かしたいと考えております。商品の営業などはお任せください」
こういえば、異なる業界とはいえ、それなりの体裁が整います。
面接官としても「新しい風を取り入れれば、企業の活性につながるのではないか」などの期待を抱くかもしれません。
未経験でも、秘めたる可能性があることに気づき、採用を前向きに検討してくれるはずです。
同じ業界から転職してくる状況が多いからこそ、異なる業界の経験者が有利になる場合もあるのです。
そう考えると、異業種への転職も、不利な条件ばかりとは限りません。
現職で得たことをアピールできれば、異なる業界への転職も、怖くないのです。