褒められたことは、紙に書き留めましょう。
人間は忘れる生き物ですが、紙に書けば、消えることがありません。
嬉しい余韻が、いつもより長く続くでしょう。
どんなささいなことでも、褒められたことは、とりあえずメモしておきましょう。
恥ずかしい行為と思わず、堂々と書き留めておきます。
メモを見返すたびに、嬉しい気持ちがよみがえります。
さて、この習慣には、もっと大切な本質があります。
自分発見です。
褒められた経験とは「あなたの秀でた能力を他人が客観的に評価した」ということです。
褒められたことを書き留めていくうちに、褒められる経験に、一定の偏りが見られる場合があります。
たとえば「人を癒す力があるね」という褒め言葉を、いろいろな人から言われる経験です。
自分では「普通」と思っても、他人からよく言われるなら「優秀」なのでしょう。
往々にして、自分の能力は、自分では当たり前と思ってしまいます。
それは、才能の芽です。
まだ大きくはありませんが、今後の行いによって、大きくできる可能性を秘めています。
紙に書けば、自分の特徴に気づきやすくなります。
その能力は、さらに磨いて、伸ばしていきましょう。
ゆくゆくは、才能に発展する可能性があります。