執筆者:水口貴博

感じのいい電話対応の30のマナー

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携帯電話が登場して、待ち合わせにずぼらな人間が増えた。

携帯電話が登場して、待ち合わせにずぼらな人間が増えた。 | 感じのいい電話対応の30のマナー

21世紀に入ってから、携帯電話が一般に普及し始めました。

携帯電話は、固定電話とは違い、移動しながら連絡を取り合えます。

便利であり、当時は画期的でした。

しかし、携帯電話のおかげで便利になった反面、人の心に緩みを生み出す原因にもなりました。

今、待ち合わせにずぼらな人が、増えています。

携帯電話があれば、電波が届くかぎり、いつでもどこでもつながります。

人と待ち合わせの約束をするときのことです。

「携帯電話があるから、着いてから正確な場所を伝えればいいだろう」と思い、約束を曖昧にしがちです。

たとえば「お昼ごろ、駅で待っています」という約束に、心当たりはありませんか。

「お昼ごろ」は、人によって感覚が違います。

「12時ごろ」と思う人もいれば「13時ごろ」と思う人もいます。

「駅」という曖昧な言い方も、よくありません。

北口でしょうか、南口でしょうか。

改札口は、内側でしょうか、外側でしょうか。

はっきりしないのです。

「今、着いたけど、どこにいますか」

「よくわからないです。そちらこそ、今どこにいますか」

「どこにいるのか、よくわかりません。どうしましょう……」

ささいなことですが、いらいらします。

会えそうで、会えないのです。

初めての場所のせいではありません。

携帯電話に頼り切って、待ち合わせの約束を曖昧にしたから、いけないのです。

携帯電話ですぐ会えるはずが、逆に会いにくい状況を生み出しています。

初めての場所なら、初めての場所なりの約束があります。

「15時に、○○駅の北口の改札口を出たところで、待っています」

場所や時間を、正確に決めます。

初めてでも、駅員に聞けば、迷うことはありません。

たとえ携帯電話があるとはいえ、待ち合わせの約束を正確に決めることが大切なのです。

感じのいい電話対応のマナー(1)
  • 携帯電話があっても、待ち合わせの約束は、正確にする。
「もしもし」の最初の一声を、ワントーン上げるだけで、会話は弾む。

感じのいい電話対応の30のマナー

  1. 携帯電話が登場して、待ち合わせにずぼらな人間が増えた。
  2. 「もしもし」の最初の一声を、ワントーン上げるだけで、会話は弾む。
  3. 名前がわかっていても、名乗る。
  4. 電話で会話を始める前は、相手の都合をうかがうのがマナー。
  5. 電話の相槌は、強調するくらいで、ちょうどいい。
  6. 見えなくても、相槌の動きはしたほうがいい。
  7. 電話で意味ありげな態度を取っても、相手には伝わらない。
  8. 折り入って話をするときには、事前に短いメールで確認する。
  9. 何かをしながらする電話は、必ず相手にばれる。
  10. 料理中と運転中の電話は、とにかくやめる。
  11. 「後で折り返します」という言い方は、悩まされる。
  12. 人といるときに電話をするなら、一度許可を得ることが大切。
  13. 酔った勢いでする電話は、失敗する。
  14. 急に電話が切れたとき、自分が悪くなくても謝ったほうが、スマート。
  15. 電話を間違えてかけてしまったとき、どう対応していますか。
  16. うつむきながらの電話は、気づかないうちに、会話に悪影響が出る。
  17. どんなに距離が離れていても、会話が弾む共通の話題とは。
  18. レストランの入り口付近で電話をするのは、マナー違反。
  19. 自分の電話番号は、とっさに言えるようにしたい。
  20. 「電話はご遠慮ください」と注意されても、言い返さない。
  21. 一方的に話をしている状態は、会話ではなく、もはや独り言。
  22. 用事のない電話が多すぎて、相手の迷惑になっていないか。
  23. 携帯電話のロックは、自分のためだけでなく、友人のためにかけるもの。
  24. 電話がつながらないことに腹を立てる人は、友人を失う。
  25. 留守番電話の「話があります」というメッセージは、感じが悪い。
  26. 留守番電話に、連絡先も残せば、感じがよくなる。
  27. 知らない電話番号の相手を知る方法。
  28. 電話代を理由に、電話を切らない。
  29. 最後の一言は、3分間、余韻が続く。
  30. すぐ電話を切る人とは、縁も切れる。

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