電話をかけたとき「今、大丈夫ですか」と、最初に聞くのがマナーです。
相手は取り込み中かもしれないため、都合を尋ねます。
相手が「大丈夫」と答えれば、話ができます。
しかし、相手が「大丈夫」と言っても、大丈夫ではない状況が、2つあります。
1つ目のシチュエーションは、料理中です。
料理中は、火を使います。
刃物を使います。
電話で話しながら料理をすると、けがや事故につながりやすくなるのです。
2つ目のシチュエーションは、運転中です。
車の運転だけでなく、自転車の運転も含めます。
電話をしながら運転していると、注意力が下がります。
一瞬の油断が、大きな事故につながります。
自分の命ばかりでなく、他人の命を奪ってしまうこともあります。
料理中と運転中だけは、たとえ本人が「大丈夫」と言っても、大丈夫ではありません。
本人も、悪気があるわけではありません。
「せっかく電話してくれたのだから、期待に応えたい」と思う気持ちはわかります。
だからとはいえ、電話を続けていい理由にはなりません。
けがや命が関わることです。
料理中と運転中だけは、電話を控えるようにしましょう。
一度電話を切って、あらためて電話をしたほうが、気持ちよく会話ができるのです。