仕事関係とは違い、友人関係なら、用事はなくても連絡することがあります。
「今、どうしているのかな」と気になったとき、何の気なしに電話するでしょう。
今日の出来事を話したり、相手の様子をうかがったりなどです。
仲がよいほど、用事のない電話も多くなるものです。
たわいない話をするからこそ、友人の仲もさらに深まります。
しかし、用事のない電話も、多くなりすぎると困ります。
いつも電話ばかりになると、相手の生活の妨げになります。
寂しい気持ちを紛らす電話は、内容の薄い会話になりがちです。
だらだらした時間ばかりが過ぎ、電話代ばかりがかさむのです。
「友人だから電話に付き合うのが当然」と考えるのではありません。
「友人だからこそ、相手の都合を思って当然」と考えるのです。
客観的に、自分の電話の様子を、振り返ってみましょう。
用事のない電話が多すぎて、相手の迷惑になっていないでしょうか。
電話が長すぎたり、回数が多すぎたりすれば、少し抑えることが必要です。
相手の都合を考えることが、気遣いです。
気遣いは、必ず伝わります。
大切に思われている気持ちが伝わると、友人も嬉しく思い、仲もより深まるのです。