「最近、笑うことが少ないな」
そう思ったら、現実がよくないと思いがちです。
「もっと楽しいことがあれば、笑うことも増えるだろう」と考えるのは、自然ですね。
たしかに楽しい現実があれば、笑顔も増えるでしょう。
「現実がもっと楽しくなってほしい」と祈りますが、ちょっと待ってください。
「笑顔」という言葉を、大げさに考えすぎているのではないでしょうか。
大きな口を開けて「わはは」と笑うのも、1つの笑顔ですが、にっこりするだけでも、笑顔です。
口を閉じたまま、口角をきゅっと上げます。
にっこりするのは、楽しいことがなくてもできます。
いつでも、どこでも、今からでも、できます。
楽しいから、笑顔になるのではありません。
笑顔になるから、楽しくなります。
笑顔の表情をしているうちに、気分が明るくなり、元気が出てくるのです。
笑顔を作ると「楽しい」という表情が作られます。
ポジティブな表情筋の刺激が、脳へ伝わります。
ポジティブな刺激が脳に伝わることで、脳が「楽しんでいる」と判断して、気持ちが明るくなる作用を生むのです。
嘘だと思うなら、今すぐ、にっこりしてみましょう。
にっこりした笑顔を作った瞬間、じわりじわりと気分が明るくなる自分に、気づくはずです。
そうとわかれば、さっそく今から、癖にしましょう。
癖にしておけば、常に明るい気分でいられます。
人生は、笑うが勝ちなのです。