失恋をしたとき、歴史の本を読んでみましょう。
私は歴史が好きなので、本棚にいつも歴史の本があります。
山川出版社の日本史と世界史の両方を揃えています。
失恋をしたとき、ふと、歴史の本を読みました。
すると、なぜか心が軽くなったのです。
歴史と恋愛に何が関係しているのかと思うでしょう。
実は関係するのです。
歴史の本は、自分を慰めてくれる本です。
今でこそ豊かな生活がありますが、最初からあったわけではありません。
現代の豊かさを手に入れるまでには、過去に大変険しい道のりがありました。
苦労をしたというレベルではありません。
多くの人が剣を持って争い、血を流して、死を経験しました。
私たちの豊かな生活は、多くの先人たちのおかげです。
言い方は悪いかもしれませんが、大勢の死が、犠牲になっているのです。
歴史の本は、少しでも時代を豊かにしようとする戦いの連続です。
そんなとき、自分が失恋をして悩んでいても、ちっぽけな悩みだとわかります。
歴史の本を読んでいると、ひどい話をたくさん目にします。
すると、今の失恋で苦しんでいる自分の苦境が、ちっぽけに思えてくるのです。
未来のために死を捧げた人がいるからこそ、今の自分がいると思うのです。