失恋をすると、食欲がなくなります。
食欲が湧かないどころの話ではありません。
食べたい気持ちが湧かない。
食べようとしても、食事が喉を通らないのです。
漫画やドラマでそういうシーンがありますが、あれは本当の話です。
食に、関心がなくなります。
ダイエットをしていたころは食欲を抑えるのに必死だったのに、失恋をした直後は食欲を出すのに必死です。
「ダイエットをするなら、今がチャンスだな」
のんきなことを考え、1人で笑いました。
不思議な体の状態です。
ところで、なぜ食欲が湧かないのでしょうか。
胃や腸の動きが鈍くなっているからです。
失恋によって、脳に大きな精神的ダメージが加わると、自律神経の働きが異常になるからです。
胃や腸は、自律神経が制御しています。
失恋によって大きなショックを受けると、自律神経がショックを受け、正常に動かなくなります。
自律神経の働きが鈍くなると、自律神経が制御している胃や腸の働きまで鈍くなります。
それが「食欲が湧かない」という状態になるのです。
ちなみに失恋に限らず、日常生活で大きなショックを受けた際、食欲がなくなるのも同じ理由です。
食欲が湧かないのをほうっておくわけにはいきません。
まず解決策は、体を温めることです。
熱によって、停滞していた胃や腸の働きを促す効果があります。
手をおなかにあて、円を描きながらマッサージしましょう。
半身浴をして、体の芯から温めていきましょう。
少しずつ、正常な自律神経の働きを取り戻していけるのです。