「忙しい、忙しい」が口癖になっている人がいます。
「自分はそんなに暇じゃない。それだけ必要とされているんだ。それだけすごい人間なんだ」
と思っているのでは、まだまだ小粒です。
自分はこんなに忙しいんだとアピールしても、かっこいいとは言えないのです。
品位も感じられないということに、気づいていないことは情けないことです。
本当に忙しいならいいのですが、人間そこまで忙しいということは、そうあることではありません。
人間、本当に忙しくなったら、人間として大変なことになります。
忙しいという漢字は「心」を「亡くす」と書きます。
つまり忙しいというのは、心を亡くしている状態なのです。
心を亡くしてしまうまで仕事をしている人は、偉い人ではなく、ただ自分の自己管理を怠っているだけです。
もう人間ではないのです。
忙しい人は、もう心をなくしてしまっているからです。
できるだけ「忙しい」と言わないことです。
忙しいと言わない人は、自己管理がきちんとできている人です。
自己管理がきちんとできているから、忙しくなって心を失うなんてことはないのです。
忙しいと言わない人間になることで、相手には「自己管理ができている人だな」という存在感をアピールすることができるのです。