執筆者:水口貴博

有意義な浪人生活を送る30の方法

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自分に合った浪人スタイルで、浪人生活を乗り越えろ。

自分に合った浪人スタイルで、浪人生活を乗り越えろ。 | 有意義な浪人生活を送る30の方法

センター試験を受け終わった直後「ああ、ダメだな」と思いました。

手応えで結果がわかり、すぐ浪人生活の準備に入りました。

学校を卒業する前から、浪人生活が始まっていたようなものです。

前もって自分の志望校や考え方を担任の先生や両親にも伝えていました。

おかげで卒業式を終えた後は、浪人生活がスムーズに開始できました。

浪人生活が始まる前に、しなければいけない大きな選択があります。

「浪人生としての生活スタイル」です。

  1. 予備校に通うスタイル
  1. 予備校に通わず、自宅で勉強をやりくりするスタイル

私の場合、予備校に通わず、自宅で勉強するスタイルを選びました。

いわゆる「自宅浪人」です。

もともと自己管理をするのが好きでした。

部活が体操部だったのも、団体競技より個人競技に引かれたからです。

好きな時間に、好きな勉強を、好きなだけしたいと思いました。

これは正解でもあり、失敗でもありました。

正解である理由は、自分で自分をコントロールできる機会を十分に与えられるということです。

起きる時間から始まり、どんな科目を、どれくらい勉強するのかを決めます。

もちろん模擬試験も自分で選んで申し込まなければいけません。

なにより大変だったのは「感情のコントロール」でした。

自宅浪人だからこそ、励まし合える友人もいません。

焦ったり不安になったりする気持ちを励ますのは、自分しかいません。

情緒不安定になったり、どうすればいいのか訳がわからなくなったりなど、日常茶飯事でした。

そういうことを浪人生活でたっぷり味わうことになり、勉強以上に苦しめられました。

失敗だった理由は、そこで思ったより大きな時間と労力を取られてしまったことです。

勉強に集中しなければいけませんが、自分ですべてコントロールしなければいけません。

戸惑いましたし、手間を取られました。

自宅だからこそ、落ち込んだときのリカバリーに時間がかかります。

次に何をどのくらい勉強しようかと悩みますが、この悩み時間も、重なれば大きな時間になります。

なにより苦労したのは「勉強をやろう」という気持ちを奮起し続けることでした。

勉強へのやる気さえも、自分でうまい具合に出さなければいけません。

思うようにいかないときがたびたびあって苦労しました。

もし予備校に通うスタイルなら、もう少しスムーズだったかもしれません。

友人ができて、励まし合ったり勇気づけ合ったりしていたでしょう。

勉強の進め方も、予備校の指示に従えば、ある程度スムーズに進められるはずです。

周りの雰囲気に自然と押され、勉強を進めることができたことでしょう。

とはいえ、予備校に通ったとしても「もしまた落ちたらどうしよう」という焦りや不安があるのはたしかです。

人の性格にもよりますが、私は今でも、自宅浪人のスタイルでよかったと思っています。

昔から1人で淡々とするのが好きな性分です。

計画されるより、計画するのが好きです。

最初は勉強計画や自己管理など、うまくいかないこともありましたが、次第にポイントをつかめるようになります。

好きなことだから、楽しんでやってしまいました。

有意義な浪人生活を送る方法(3)
  • 自分の性格に合わせて、浪人スタイルを決める。
浪人スタイルを考えるヒントは、得意なスポーツに隠されている。

有意義な浪人生活を送る30の方法

  1. 浪人生活ほど、つらい時期はない。
  2. 悲しみに暮れるだけでは合格しない。
    肝心なのは、すぐ勉強を始めること。
  3. 自分に合った浪人スタイルで、浪人生活を乗り越えろ。
  4. 浪人スタイルを考えるヒントは、得意なスポーツに隠されている。
  5. 都会に引っ越してまで、予備校が必要とは限らない。
  6. 浪人生活がうまくいくかどうかは「モチベーションの維持」が鍵を握る。
  7. 浪人をすれば、得意な科目を伸ばしやすい。
  8. 焦りや不安は、無理にごまかさない。
    ごまかそうとするほうが、余計に悪化する。
  9. 浪人生は、夜から逃げろ。
  10. 太陽の光には、神なる力が存在する。
  11. 依存から卒業し、孤独に耐えられる人間になる。
  12. 頂上への道は、1つとは限らない。
  13. ゲームをするなら、アクション系やシューティング系がいい。
  14. うっかりRPGに夢中になれば、集中して終わらせ、二度とやらないと誓う。
  15. 羨ましい話を聞いて、勉強へのやる気につなげる。
  16. 意志が強ければ、必ず道は開ける。
  17. 大学に進学した友人からの話は、イメージを膨らませる鍵になる。
  18. 悪条件を言い訳にしているなら、その程度の弱い意志にすぎない。
  19. 浪人をすれば成長するかどうかは、本人しだい。
  20. 浪人生活を必死に乗り越えた後は、現役生合格者以上に素晴らしい人生を送ることができる。
  21. 浪人生には「適当な人生を送らない」という覚悟がある。
  22. 1日全体のリズムを決めるのは、寝起きの瞬間だ。
  23. 単純ミスをしたときこそ、油断していた自分を反省するチャンス。
  24. 泣くだけ泣けば、すっきりする。
    一番よくないのは我慢をし続けること。
  25. 受験とはまったく関係のない時間があるから、勉強がスムーズに進む。
  26. 現役中に見つけられなかった夢を、浪人中に見つけてしまった私の行動。
  27. 浪人生の苦しみは、浪人生にしかわからない。
  28. 勉強と息抜きの区切りがあやふやになると、ストレス管理もあやふやになる。
  29. 力強い言葉を壁に貼り、モチベーションを維持させる。
  30. 地味でみすぼらしい段階を受け入れる。
    アゲハチョウになるために。

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