浪人時代に感じる不安には、波があります。
「感情の波は、日中は小さく、夜は大きくなる」
ぜひとも、知っていただきたい法則です。
夜は、焦りや不安を異常に大きく感じさせ、勉強への集中も妨げられます。
一方、日中は感情の波は穏やかです。
日中という時間帯というより「太陽の光」に助けられます。
太陽の光には、神のような不思議な力があります。
古代から、太陽は、神の化身としてあがめられてきました。
最も有名なところでいえば、古代エジプトの太陽神「ラー」です。
古代エジプトの人々は、ラーは太陽そのものであると信じていました。
朝に東から昇り、夕方に西の地平線へ沈んでいきます。
1日のうちに死と再生を繰り返す不死の存在でもあると信じていました。
そのほか世界各国の宗教には、太陽にまつわる神様が数多く存在します。
日本神話では、有名な「天照大神(あまてらすおおみかみ)」。
インカ帝国では、伝説上の太陽神として「インティ」。
ギリシャ神話では「アポロン」。
火の鳥といわれる「フェニックス」も有名ですね。
宗教観の違いはあれ、言わんとしていることは一緒です。
「太陽には、神なる力が宿っている」ということです。
太陽の光は不思議です。
ただ、世界を明るく照らすというだけの物理的な話ではありません。
その光を浴びれば、あらゆる暗い気持ちを吹き飛ばしてくれるという精神面に及ぼす力もあります。
気持ちを明るく、前向きにさせてくれ、絶望から救ってくれるという不思議なパワーがあります。
ただ世界を明るく照らすだけでなく、生きとし生けるすべてに生命力を与えることから「太陽は神である」と信じられています。
浪人生も、この太陽の光の恩恵にあやかってください。
元気がないときには、外に出て日光を浴びます。
部屋の中でじっと勉強ばかりではいけません。
元気がなくなり、不安や焦りを感じたら、部屋の外に飛び出て太陽の光を浴びてください。
失恋したときは、両手を大きく広げて、日光を吸い込むように浴びてください。
あらゆる不安、焦りを一掃し、気持ちが明るく前向きになります。
友人のあらゆる励ましの言葉より効き目があります。
日光は、絶望から救ってくれるパートナーとなるでしょう。