節約は「長所」と「短所」があります。
長所は「お金が貯まりやすくなること」です。
無駄な出費を抑えて貯金に回します。
買いたいものがあっても、欲求を抑えることで我慢します。
もちろんこれらは、生活に素晴らしい潤いを与えます。
いざというときのための資金ができることで、将来への不安も小さくなるでしょう。
将来への不安を、貯金を少しでも増やすことでかき消そうとするのは、たしかにそのとおりです。
しかし、これが短所にもつながります。
「行動力がなくなること」です。
節約をするのは行動しないに限ります。
何もしなければ出費がありませんから、これほど節約できることはありません。
適度な節約ならいいですが、節約にあまりに走りすぎると別問題です。
いつしか欲求を抑えて行動しなくなるのが得意になってしまいます。
行動力が鈍くなると、刺激も限られ老いやすくなる悪循環。
たしかに節約は大切ですが、自分のやりたいことや夢には、どんどんお金を使うことです。
夢に対してまで節約をしたのでは、何のためにお金を貯めているのかわかりません。
やりたいことをやるためにお金を貯めていますから、自分のやりたいことや夢には貪欲にお金を使ったほうがいい。
夢に関係するところにはお金を使い、そうでないところには節約するというメリハリが大切なのです。