節約は、苦しみと考えてはいけません。
我慢でもなく、辛抱でもなく、根性でもありません。
ゲームとして考えるのです。
テレビゲームをしているように、楽しく面白く考え、実践していくことです。
節約に取り組みやすくなり、苦労と思わなくなります。
私はいつも手帳の中には、常に1カ月ごとにかかる収入と支出の関係を書き出しています。
「そんな面倒なことを」と思う人もいるでしょうが、私にはこれが楽しくて仕方ないのです。
どのくらいのお金が入り、どのくらいのお金が出ていくのかを、図表を使い、具体的に書き出しています。
「まだ無駄なところがあるのでは? もっと節約できないか?」と考えることができ、試行錯誤が楽しくなります。
全体を眺めることができるおかげで「おや、ここにお金がかかっているな」ということも見えてきます。
低い数字が並んでいる中、高い数字が1つあると、目立って見えてきます。
その高い数字を、何とかして下げることができないかと考えるようになれば「苦しさ」より「面白さ」のほうが強くなります。
考えるようになるとはいえ、難しい話ではなく、ゲーム感覚です。
もっと安いサービスがあるのではないか。
安い代替手段があるのではないか。
実は無駄遣いをしているのではないか。
友人はどうしているのかな。
さまざまな可能性に目を向けて考えていると、もはやゲーム感覚なのです。
自分の生活の無駄なところを見つけて改善することは、快感です。
同じサービスを提供していても、より安いものを見つけると「やった!」と思います。
コンビニで販売している130円のミネラルウォーターを、100円ショップで見つけると、嬉しくなります。
母も、相当な節約家です。
10円安いだけで、嬉しそうな表情をします。
節約できることがわかるとほほ笑んでいた母の気持ちが、最近私もようやくわかるようになりました。