人を批判することは、簡単です。
それでいて、面白いものです。
しかし、あなたの印象が悪くなり、笑われる人も気持ちよくありません。
一時的な快感のためにすることは、覚醒剤のようです。
笑いのネタとして、他人の欠点は絶好の餌になりますが、出せても出してはいけない餌なのです。
笑いのネタは、自分の中から出すことです。
自分の失敗談や変わった性格、面白い出来事を使い、笑いのネタに変えてしまうことです。
自分をネタにすることは、恥ずかしいことです。
しかし、恥ずかしさを捨てると、笑いが取れます。
笑いも取れると、またお金も貯まるようになります。
私はいつも自分の質素な生活をネタにして、よく笑いを取っています。
冷蔵庫なし、テレビなし、電子レンジなし、風呂なしの「ないない生活」をしています。
これを人に話すと、大変驚き、また笑ってくれます。
質素な生活といえば、暗く寂しいイメージがありますが、これを笑いに変えてしまうのです。
「テレビがないから天気がわからない」と冗談交じりで話をすると、笑ってくれます。
「冷蔵庫がないから、ダイエットになる」というと、また笑ってくれます。
「ゴキブリと同居しているよ」と言えば、必ず大笑いになります。
恥ずかしいことを進んでやるということは、普通の人にはなかなかできないことです。
みんなかっこいい話や都合のいい話はしますが、恥ずかしい話はなかなかしようとしないからです。
自分の見栄を捨てた恥ずかしい話は、誰もがしないだけに、みんな興味を持って聞いてくれたり、笑ってくれたりします。
笑いは、自分をネタにしましょう。
自分をネタにする分には、誰にも迷惑がかかりませんから問題ありません。
質素な生活をして、恥ずかしさを捨て、笑いを取れれば、友人も増えるのです。