きれいな職場環境が重要であることは、どの職場でも共通です。
掃除が大切だと言うことは、今さら言うことでもありません。
デスク周りはもちろんのこと、社内の掃除は日課であり、仕事を効率よく進めるうえでの基本中の基本です。
職場で働く部下は気持ちよくなりますし、来客があったときにもよい印象を与えることでしょう。
人望のある上司は、掃除が大切だとわかってはいますが「掃除をしろ」とは言いません。
それでは命令になり、部下の本当の気持ちを引き出せないからです。
では、部下の気持ちを引き出すために上司はどうするのでしょうか。
まず、自分のデスクを掃除するだけでいい。
上司が手本になり、掃除を始めます。
すると、不思議なことが起こり始めます。
上司がデスクを掃除しているのを見て、部下も「じゃあ、自分のデスクを掃除しよう」と始めます。
1人の行動が、全体に波及します。
上司が「やれ!」と言っても部下は重い腰を上げませんが、上司が掃除していると、部下は自分から掃除をしようとします。
子どもは親を見て育つように、部下も、上司を見て、育ちます。
上司の行動は、部下全体に影響を及ぼすのです。