ぼうっとしたときにあくびをすると、頭の回転がよくなります。
あくびに対して、よくない印象を持っている人が多いようですが、実は逆です。
そもそも、あくびは生理現象であることを思い出しましょう。
生理現象とは、体の悪い異変を、正常に戻そうとする生理調整機能のことです。
あくびが出る理由は、脳への酸素が不足しているからです。
酸素が不足する理由は、さまざまです。
睡眠不足だったり、疲れていたり、あるいは何かに集中して呼吸が浅くなっていることなどです。
不足して鈍くなった脳の働きを元に戻そうとするために、生理的にあくびをして息を吸い込み、酸素を取り入れようとします。
したほうがいい。
事実、あくびをした後は、眠気や疲れが軽減され、頭の回転がよくなります。
「でも、わざとあくびをするのは、不自然ではないか」
私も、同じことを考えました。
そこで思いついた方法は「深呼吸」です。
あくびがダメなら、深呼吸をすればいい。
わざとらしいあくびが不自然であるならば、深呼吸なら自然です。
私は勉強をするときに、よく深呼吸をします。
大きく息を吸い込むと、脳の状態が晴れやかになり、勉強も覚えやすくなります。
少なくとも、気分はよくなるはずです。
物覚えをよくするために、まず大きく息を吸い込んでみてはいかがでしょうか。
何かに集中していると、つい呼吸が浅くなります。
呼吸が浅くなると、酸素が不足して、脳の働きが鈍くなる悪循環です。
その悪循環を断ち切るために、深呼吸をしましょう。